コラム

電気配線やコンセントなど身近な電気工事や電気設備の安全について知ろう!2024/03/14



私たちの生活は、電気なくしては成り立ちません。 身の回りを見渡すと、照明やコンセント、様々な家電製品など、多くの電気設備に囲まれて生活していることがわかります。 電気工事は、その電気を安全かつ快適に利用できる電気設備を整備する大切な役割を担っています。 この記事では、身近にある電気機器や電気設備の安全な使い方について紹介します。

この記事では、身近にある電気機器や電気設備の安全な使い方について紹介します。

配線工事とは、電気の通り道である電線を設置し、電気を必要としているところに届けるための工事です。 発電所で作られた電気を、各家庭や工場、施設まで届けるための送電線の設置や、送電線から建物内への引込み、さらに建物内の各所に電気を届けるための電線の設置まで、すべて配線工事ということになります。 電気工事のほとんどは配線工事が占めるといっても過言ではありません。

電気工事における配線工事

配線工事とは、電気の通り道である電線を設置し、電気を必要としているところに届けるための工事です。 発電所で作られた電気を、各家庭や工場、施設まで届けるための送電線の設置や、送電線から建物内への引込み、さらに建物内の各所に電気を届けるための電線の設置まで、すべて配線工事ということになります。 電気工事のほとんどは配線工事が占めるといっても過言ではありません。

配線工事には外線工事と内線工事がある

配線工事のうち、建物への引込みよりも外側の工事を「外線工事」といいます。 発電所から各契約者のところまで電気を送るための設備で、主に電力会社が管理する部分です。 そして、建物への引込みより内側の工事を「内線工事」といい、建物の所有者・管理者などが電気工事会社に依頼して工事を行う部分です。 大向電設は、お客様からの依頼により、この内線工事をメインに行っている電気工事会社です。

内線工事で行う工事内容

内線工事は、主に建物内部の工事とイメージすればわかりやすいでしょう。 建物の外から分電盤までの配線や、分電盤から各部屋のコンセントや照明、スイッチといった電気機器までの配線を行う工事です。 また、建物外部でも外灯や屋外コンセントなど、電力会社から一度電気を引込んだ後の設備は、すべて内線工事にあたります。

身近にある電気工事

私たちの日常生活には、さまざまな電気工事が関わっています。 新築工事での配線工事のほか、増改築時の配線の切り回しや、コンセントの増設工事といった改修工事もよく行われます。 ここでは大向電設でも行っている身近な電気工事を紹介しましょう。

コンセントの増設工事

コンセントが不足している場合などに、新しくコンセントを追加する工事です。 コンセントが足りないから、使いたいところにないからといって、延長コードやテーブルタップなどの製品を使ったタコ足配線を行っていると電気火災の原因になりかねません。 また、電気ストーブや電子レンジなど大きな電力が必要な電気機器を使ったときに、過電流でブレーカーが落ちた経験はないでしょうか。 このようなトラブルを防止するため、新しい電気機器を増やすときはコンセントの増設工事が必要になるのです。 電気を使用するところまで新たに電線を配線するので、天井や壁の中を通して隠ぺいしたり、露出する場合も見た目を整えたりと、キレイに仕上げるのが熟練の電気工事士の腕の見せ所ですね。

エアコンの電源工事



エアコンを新しく設置する際には、専用のコンセントや配線が必要です。 以前は今ほど規制が厳しくなかったため、専用のコンセントでなくても設置ができていました。 そのため、エアコンの買い替えをする時に家電量販店などから「このコンセントでは設置できない」と工事を断られるケースも増えています。 専用のコンセントを設置する工事は、分電盤からエアコンを設置する場所までの配線工事や分電盤の改修が必要な場合もあり、エアコンの設置以上に大がかりな工事になることもあります。 このようなトラブルを防ぐためには、エアコンの購入・買い替えの前にコンセントを確認して、必要であれば電源工事を済ませておくのがおすすめです。 自分で判断することが難しい場合は、専門の電気工事会社に相談してみましょう。

照明器具の取付工事

照明器具の取付や取替といった作業も電気工事にあたる場合があります。 シーリングローゼットが設置されている場合など、専用の工具などを使わず差し込むだけで接続できる照明器具の設置は電気工事には当たりません。 しかし、電線同士の接続(結線)が必要な照明器具の設置は、電気工事に当たるため国家資格を持った電気工事士に依頼する必要があります。 特に屋外や浴室など、湿気のある場所や水が当たる場所は、漏電事故を防止するため、防水型の専用器具を選定し、適切な設置方法で取付けなければならないので、注意が必要です。 無資格での工事は法令違反になるばかりか、照明器具の故障や感電事故、火災などの重大なトラブルにもなりかねないので、絶対にやめましょう。

分電盤の取替工事

増設した電気機器で分電盤の容量が不足する場合や、古くなって交換時期を迎えた場合には、新しい分電盤へ取り替えが必要です。 古い分電盤では、老朽化でブレーカーが入らなくなって停電を起こしたり、感電事故を防止する漏電ブレーカーが付いていなかったりと、安全面で問題がある場合も多いため注意しましょう。 また、トラッキング現象の原因となるホコリが溜まりにくい蓋つきの分電盤や、地震を感知して避難後に自動的に電気を切断する感震機能付きの分電盤など、より安全性の高い設備に交換するケースもあります。 分電盤の取替は住宅の電気工事では比較的高度な作業なので、技術力の高い信頼できる電気工事会社に依頼することが重要です。

電気設備を安全・快適に使うために

電気設備が故障すると、必要な電気機器が使えなかったり、停電が起きたりして普段通りの生活を送ることができなくなります。 さらに、電気設備からの発火により火災や感電事故など、大きな被害を伴う事故が起きる可能性もあるため注意が必要です。 電気設備を安全・快適に使うために重要なポイントを紹介します。

ホコリなどが溜まらないように掃除する

電気の事故で特に多いのがトラッキング現象による電気火災です。 コンセントに差しっぱなしプラグや分電盤など、電気が流れる部分にホコリなどが溜まり、そのホコリに電気が流れて発熱し、発火して火災になってしまうのです。 このような事故を防ぐために、コンセントや分電盤をはじめ、電気が流れる部分は定期的に掃除をしてホコリを溜めないようにしましょう。 しかし、家具の後ろのコンセントや高所に設置された分電盤を定期的に掃除するのはなかなか大変です。 そのため、トラッキング防止グッズやホコリの溜まりにくいフタ付きの分電盤などもあるので、掃除できない場合にはそうした対策も検討しましょう。

電気機器を使う前には点検を行う



電気機器を安全・快適に使うためには点検を行うことが重要です。 特に普段使わない電気機器は、気づかないうちに故障していたり、使い初めに故障してしまいイザというときに使えなかったりというトラブルが起きやすいので注意しましょう。 例えば、エアコンは夏・冬の時期しか使用しないため、使用する時期になって故障していることに気づき、修理や取替が終わるまで使えないというトラブルが多い電気機器です。 エアコンのように使用する季節が決まっているような電気機器では、修理や取替を頼んでも予約がいっぱいですぐに対応できないことがあります。 しばらく使っていない電気機器を使う予定があるときは、早めに一度動かして、正常に動作するか確認しておくなど、点検を行うことが快適に利用するコツです。 不具合がある場合は早めに修理や取替を依頼して、余裕をもって対応できるようにしましょう。

老朽化した電気設備は取替や修理を行う

電気設備は、「とりあえず使えているから」「もったいないから」と取替や修理をせず、そのまま使う方も多いでしょう。 しかし、電気設備は使うたびに劣化しています。 10年20年と放置し老朽化した電気設備は、突然故障したり漏電・感電などの事故の原因となります。 事故が発生してからでは手遅れですので、明らかに老朽化したものは取替や修理を行いましょう。 また、普段確認できない電気設備の老朽化は専門家による定期的な点検を行わなければ不具合に気づくことはできません。 電気設備の定期点検の目安は10年から15年と言われているので、長期間点検を実施していない場合は注意が必要です。 電気設備の取替や修理、専門的な点検は電気工事士でなければできませんので、電気工事会社に相談してみましょう。

無資格での電気工事は絶対にしない

電気工事を行うためには国家資格である電気工事士の資格が必要です。 たとえ自分の家であっても、電気工事を無資格者が行うことは違法行為であり、「3ヶ月以下の懲役又は3万円以下の罰金」の対象となります。 このように厳しい規則が定められているのは、間違った電気工事には感電や火災のリスクがあり大変危険だからです。 そのため、電気工事を行う場合は、簡単な内容に思えてもDIYなどで気軽に行うことは避け、必ず電気工事会社に依頼してください。 また、エアコンの設置や太陽光発電設備など、電気機器を販売する業者の中には、設置工事を無資格者が行っている悪質な業者が後を絶ちません。 そのため、電気工事を依頼する場合もきちんとした電気工事士が工事を行っているか確認するようにしましょう。

電気工事は信頼できる電気工事会社へ!



電気工事には専門の資格と技術が必要であり、無資格者や経験の浅い初心者が工事を行えば大きな事故やトラブルにもなりかねないものです。 電気工事を依頼される場合は、信頼できる電気工事会社に依頼することが重要です。 大向電設は創業40年以上の実績を持つ地域密着型の電気工事会社です。 これまで新築工事から改修工事まで、身の回りの様々な電気工事に幅広く対応してきました。 新規のご依頼は、口コミやご紹介によるものが多く、地域の皆様から厚い信頼をいただいています。 これからも皆様の生活の安全と快適性を支える、信頼できる電気工事会社を目指してまいります。 電気設備のトラブルや電気工事のご依頼でお困りの際は、ぜひ当社までご相談ください。